スケーリングにより歯のクリーニングをしたうえで必要な部分の抜歯を行います。充分に洗浄をしたうえで抗生剤のペーストを充填します。必要な場合は抜歯後に歯肉を縫い合わせる手技も行います。また、ネブライザー治療(吸入)を併用します。
根尖膿瘍によってたまった膿が鼻腔に達して穴があいた状態をいいます。くしゃみや鼻水、鼻出血などの症状がみられます。治療には問題を起こしている歯の抜歯、必要に応じて穴をふさぐためにフラップと呼ばれる縫合を行います。
症状としてはくしゃみや鼻汁がみられます。上顎と眼の間の皮膚が腫れて穴が開き、排膿する場合があります。
様々な歯の疾患(歯肉炎、根尖膿瘍など)により口腔と鼻腔の境界が溶けて穴があき、口腔鼻腔瘻へと発展します。
視診、レントゲン検査やCT検査を組み合わせて行います。