大阪市の動物病院 大阪動物医療センター

診療科のご案内

循環器科

肺水腫

肺の毛細血管から血液成分が滲み出し、肺間質や肺胞に液体が貯留してしまう病態をいいます。呼吸器疾患の中でも特に急性に進行し、放置すると呼吸困難や窒息を引き起こします。

症状

・呼吸回数が上がる
・肩で息をする
・運動をするとすぐに息が上がる
・横になると苦しく、座った姿勢で口を開けて呼吸をする
・チアノーゼ(舌の色が薄紫色)になる
・ゴロゴロと音を立てて息をする
・夜になると苦しくなる
・咳が出ることがある

原因

原因は大きく分けて心臓が原因のもの(心原性)と、それ以外が原因のもの(非心原性)があります。
多くは心原性の肺水腫であり、犬であれば、僧帽弁閉鎖不全症、拡張型心筋症、猫であれば肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症などがあります。
非心原性の肺水腫にはARDS(急性呼吸器切迫窮迫症候群)、肺炎、膵炎、敗血症、外傷などが挙げられます。

治療

早期に原因となる疾患に対する治療が必要になります。
検査に耐えられないほどの状態の場合は、利尿剤、気管支拡張剤、酸素室を用い救急事態からの脱却を目指します。酸素室からしばらく出られないことも良くあります。
ある程度状態が落ち着いてきたら、血液検査、レントゲン検査、心臓エコー検査等を用い、原因を診断して行きます。

病院紹介

〒550-0015 大阪市西区南堀江3丁目7-22

地下鉄千日前線桜川駅4分
長堀鶴見緑地線西長堀駅徒歩6分

交通のご案内

一般診察のお問い合わせ 06-6536-1771

診療時間のご案内

診療時間

診療時間

大阪動物医療センター本院に併設しております。
夜間救急での診察をご希望の方は直接ご来院ください。

※夜間救急では犬・猫のみの診察となります