CTS-Sレーザー(Companion Therapy System Surgery)は、810nmと980nmの2種類の波長のレーザーが細胞レベルに作用することで、疼痛緩和や、浮腫の軽減、組織修復・治癒の促進といった効果が得られます。また、高い出力により短時間で、高い効果が得られます。
レーザーを照射することによって、細胞内でエドルフィンと呼ばれる痛みを和らげる神経伝達物質が増加し、C線維求心性神経と言われる痛みの連絡路を遮断します。また、一酸化窒素という伝達物質による血管の拡張作用や、プロスタグランジンという炎症性物質の合成を抑制、線維芽細胞の増殖促進などの働きよって疼痛緩和や、浮腫の軽減、組織修復・治癒の促進といった効果が得られます。
より効果的で安全な治療のためには、レーザーの基礎を熟知し、治療用デバイスの特徴や使用法を十分に理解しておく必要があります。また、エビデンスに基づく治療指針を策定し、適応基準や禁忌例を明確にすることも大切です。当院では、レーザー医療の安全性を高めるために定期的に専門家の指導を受けています。