大阪市の動物病院 大阪動物医療センター

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脳神経科

椎間板ヘルニア

椎間板に変性が生じ、その内容物が脊柱管内に突出することにより脊髄を障害し、さまざまな神経症状を引き起こす疾患です。

一般的な症状として、頸部(首の)椎間板ヘルニアの場合には激しい頸部痛と歩行時のふらつき、腰部(腰の)椎間板ヘルニアの場合には後ろ足の麻痺などが挙げられます。

椎間板ヘルニアは通常、グレードが5段階に分けられ、グレードが上がる(症状が強くなる)ほど治療後の反応が悪くなっていきます。最初はふらつき程度の軽い症状でも、悪化する前の動物病院受診をお勧めします。

当院では椎間板ヘルニアを疑う症例に対してCT・MRI検査を用い、より精度の高い診断を実現しております。

診断方法

椎間板ヘルニアの1例(左:CT/右:MRI)

椎間板ヘルニアの1例(左:CT/右:MRI)

腰の痛みや麻痺が起こっている場合、神経学的検査、レントゲン検査、CT検査、MRI検査を行い、
神経症状の原因と部位を調べます。CT検査で椎間板脊椎炎や椎間板ヘルニアの診断が可能です。
しかし、脊髄自体の異常(脊髄軟化症、脊髄空洞症や繊維軟骨塞栓症)はMRI検査でないと分かりません。
まれにCT検査で異常がなく、MRI検査でも造影しないと分からない椎間板ヘルニアも存在します。
また、椎間板物質の状態によって画像の見え方も様々なので、CT検査、MRI検査の両方を行なうのが最善と思われます。

治療
当院での椎間板ヘルニア治療方法は大きく分けて3つ

症状が軽く、また病変の小さな症例に対しては内科治療を実施。ステロイド療法や、リハビリ療法、最先端のCTS-レーザーを用いたレーザー療法を組み合わせた治療を行います。基本的に通院での治療となります。
症状が軽いにも関わらず、病変が比較的大きな症例に対してはPLDD療法を行います。これは椎間板に直接レーザーファイバーを差し込みレーザーにより直接焼いて蒸散させることにより、脊髄への圧迫を軽減させるというものです。通常、一泊入院を必要とし、その後は内科治療と運動制限を組み合わせて治療します。
症状や病変が特に大きいものに関しては外科手術を提案しています。背骨に窓を開けて、脊髄を圧迫している椎間板物質を直接除去するというものです。入院は目安1週間程度、その間にも内科治療を行います。

椎間板ヘルニアに続発する進行性脊髄軟化症について

椎間板ヘルニアなどの疾患により脊髄が強く圧迫されると、脊髄の壊死が起こることがあります。この壊死が進行し、止まらない状態を進行性脊髄軟化症と呼びます。
椎間板ヘルニアにおける上記グレード分類のグレード5(最重症)において、10%程度で起こるとされており、一度発症してしまうと有効な治療法は現在発見されておりません。
症状としては、椎間板ヘルニアによる症状の他に、食欲低下や元気消失といった一般状態の悪化が加わることが多く、激しい痛みを伴う場合もあります。病変は脳に向けてどんどん脊髄を上っていき、前足の麻痺、目や呼吸の異常をきたした後、発症から1週間程度で亡くなることが非常に多いです。
稀に進行が止まる場合もありますが、可能性は極めて低く、発症する前に椎間板ヘルニアを治療することが重要です。
異変に気づいたらすぐに動物病院を受診してください。

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